選ばれる人間像の変化 〜真面目でいい人は選ばれない!?〜

世の中は、1990年頃のバブル全盛期からバブル崩壊を境に、求められる人間像というものも変わってきました。

戦後、1955年くらいから高度成長期の35年ほどは日本の経済はウナギのぼりに成長してきました。世の中は安定しており、真面目にコツコツ仕事をしていれば、お給料もたくさんもらえ、ボーナスも出て、家を買って車に乗るという中流家庭が世の中の基準でした。

家の中では親が絶対、会社では上司が絶対。
縦社会の世の中では上の命令に従って真面目に言われることさえしていれば安泰で、上からの命令は絶対なので相互コミュニケーションは必要ありませんでした。
世の中は「真面目な人」「命令を聞く人」「イエスという人」「従う人」が求められていた時代です。

しかし、世の中が不安定になってくると求められる状況も人も大きく変わり、今まで縦だったコニュニケーションは「パートナーシップ」「チームワーク」という横の対等な関係性になってきています。

縦のコミュニケーション「命令」から横のコミュニケーション「対話」になるとどうでしょう。

自分と同じ目線で同じ立場に立って、物事を見て考えて、寄り添ってくれる「対話型」のコミュニケーションで関わってくれる人が選ばれます。

「真面目でいい人」が人材としてもパートナーとしても選ばれていた安定した時代から、「コミュニケーション能力とユーモアがある人」が求められる時代になってきたのです。

そして、これから先の時代は、命令を聞き真面目に従うという役割はロボットやAIに取って代わるでしょう。
今は当たり前にある職業もたくさん無くなりますし、新しく生まれる職業も出てきます。
時代の流れと選ばれる人間像を知っておくということは、安定した時代であっても、不安定な時代であっても選ばれる人材になれるということです。

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