ひと昔前は、夫が外で稼いで家族を養い、妻は家事や子育てに専念するというのが一般的な家庭の姿でした。
「男は財布、女は家政婦」という役割で結婚生活が成り立っていました。
しかし、今の状況はまったく異なるものと言えるでしょう。
女性の社会進出により男性に負けないくらいの収入を得ている女性がたくさんいます。
男性はというと、飲食店・コンビニ・スーパー・デリバリーサービスの普及で食べるものに事欠きません。
掃除、洗濯は家電がやってくれ、家事にも困らない時代になりました。
男は財布ではなくなり、女性も家政婦ではなくなりました。
そうなると結婚生活に求められるものも当然変わってきます。
お互いが同じ役目を果たす「ハイブリッド夫婦」「デュアルエンジン搭載夫婦」というものを目指す必要があります。
夫が家計を支え、妻はパートやアルバイトなどをしていざという時のサポートができる、夫は家事や育児も手伝い、妻が留守や病気の時も対応できるという状態。
そして「一人でもできる」が大前提で、お互いが自立していることが大事になってきます。
自立した二人が協力して生きていくというのが今の時代に合ったパートナーシップといえるのです。
夫の言うことに黙って従っていれば生活ができ、妻は安心して家庭を守っている時代より、家庭においても社会においてもコミュニケーションが必要になってきています。
ですから今は結婚相手に望むこととして、肩書きや年収や容姿に加えて「コミュニケーション能力が高い」ことが挙げられるのです。